English Springer Spaniel
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル
スプリンガーが元気に走り回る姿
こんな姿をずーっと見ていたいですよね♪
グランディの目の調子は
3日間病院に通って点滴による投薬と
点眼を続けた結果
眼圧も戻り
白濁も消え
充血も薄くなりました
お陰で日曜日の千葉インターにも出場出来
楽しむ事が出来ました♪
今回の角膜の傷
どうやって出来たのかは不明です
特別な事は何もしていないので
私が見ていない時に痒くて
目をかいてしまったのか、、、
乾燥注意報が頻繁に出る
東京のここ数週間
犬の目だって乾燥しちゃいますよね
唾液が多い子、少ない子といるように
涙が多い子、少ない子もいるのです
涙が少ないという事は目の潤いが足りない
傷には大敵
と言う事で今もヒアルロン酸の点眼を続けています
今回
病院の待ち時間もありましたので
これまでの知識を確認する意味
そして
今後の繁殖に関しての
私の現在の最大の関心事である「遺伝」に関して
スプリンガーの病気に関する文献を読みあさってみました
特に米国、豪州に良い文献がありました
≪スプリンガーの目の病気≫
今回は特にスプリンガーの「目」の病気に関してです
どの犬種でも犬種特有の病気がありますが、
スプリンガーには特に目の病気があげられます
1) 網膜異形成 (Reinal Dysplasia)
網膜の先天性異常で生まれつきの網膜異常
ひだ状のものは重症でないが
地図状型や剥離型のものは視力障害や失明することもある
生後7週から12週に専門眼科医による診察で
発見可能
2) 眼瞼異常 (Eyelid Defect)
眼瞼の内反
まぶたが内側に巻き込む事で、慢性的な炎症を起こす
遺伝によるもので1歳までに症状が現れる
手術による治療が可能
3) 進行性網膜委縮症 (Progressive Retinal Atrophy or P.R.A.)
多くの犬種で認められる遺伝性の病気で
網膜細胞が死んで脈絡層の血管が委縮し
視力が徐々に低下し、失明に至る
発病は2歳から6歳
犬にとって痛みを伴わないが治療法は無い
我が家のDUKEも生後8週の時に米国で目の検査を受けています
アトランタで開催されたスプリンガーのスペシャリティショーには
専門眼科医が来て
eye checkの部屋が設けられていました
ブリーダーの責任として繁殖犬の目の検査は
毎年行う事が推奨されています
又これら遺伝性疾患を繁殖によって増やさない為に
繁殖犬の遺伝子検査が有効です
米国においては検査機関が充実しており
検査は常識となっています
日本でも検査を受ける事が出来ます
ただ、どれだけのブリーダーの方達が遺伝子検査をしているのか
実際は検査料金が高い(1項目に付き1万円以上)のが現状で
それを理由に遺伝子検査をしない方達もいらっしゃいます
今回は眼の病気を取り上げましたが
遺伝性疾患は他にも沢山あります
犬の繁殖を考える時
健全で犬種標準に近いスプリンガーを作出したいと思います
健全の言葉の中には
骨格構成等身体の健全性
疾病がない意味での健全性
性格の健全性
全てが含まれています
むやみに繁殖する事によって
不幸なスプリンガー
不幸なオーナーを出す事は
絶対に避けなければなりません
遺伝性疾患
避けられる手段があるならば避けたい
その願いのもと
遺伝子検査も取り入れ
厳選した慎重な繁殖を行う予定です
↓ ワンクリックをお願い致します
Brilliance Y. Kennel
E-mail essydog@t01.itscom.net