横浜TBS緑山スタジオでドッグショーが開催されました。
3連休の最初の土日。
土曜日はクラブ展で我が家からはグランディ(イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル牡)が出場しました。
グランディはブライアンズの遠藤さんのところにお預けしているので、週末のドッグショーでしか会うことが出来ません。
嬉しい事にグランディは私の事がだ~い好きなので、ショー会場で私に会うと、興奮して大騒ぎ。
バリケンに入れれば中でグルグル、どったんばったん、しまいには遠吠え。
サークルに出してもドタドタ、バタバタ、ジャンプ、ジャンプ。
こんな具合なので、最初に走るブリード戦(同犬種の戦い)では元気に走るものの、グループ戦以降、パワー切れで元気が無くなってしまう事が多々あります。
ショードッグは早朝から出場の為の準備で、コート(毛)を綺麗に洗ってドライングし、それからリング内で走ったり、止まったり、ハンドラーと共にショーイングをして、ブリード戦でBOB(ベスト・オブ・ブリード)を獲得すれば、次はグループ戦に進みます。そして、グループ戦にてGroup 1stを獲得すれば、Queen戦ないしKing戦に駒を進め、QueenかKingになれば、BIS(ベスト・イン・ショー)戦へ進む事になります。
ということは、順調に勝ち進んだ場合、最高4回、準備をしてリング内でショーイングしなければならない訳です。
だから、ショードッグとしてはただ単に骨格構成が良い、コートが綺麗に管理されている事などだけでなく、持久力も必要不可欠なのです。
今回の横浜のドッグショー会場は我が家から車で10分。
ということもあり、
「今日はグランディを疲れさせない為に、ドッグショーに来ないでちょーだい!」
「グループ1stで抜けた時には連絡を入れるからKing戦を見に来てね!」
という指令がハンドラーの遠藤さんから来ました。
ちょうど翌日出陳予定のシャルム(イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル牝)のシャンプー&トリミングをしなければならないので、珍しく朝からショー会場へ足を運ぶ事をせず、自宅で用事を済ませながら朗報を待つことにしました。
通常のクラブ展であれば、1時過ぎになれば大抵グループ戦を行うので、そろそろ連絡が来るはず。
でも、来ない。グループ1stを取れなかったのかしら?
居てもたってもいられなくなってしまい、車を飛ばして会場に行ってみることにしました。
到着し、遠藤さんのパドッグには近寄らず、リングをチャックすると、まだブリード戦の最中。
結局、
グランディに見つからないように、隠れてグループ戦を見、晴れて
グループ1stを獲得!King戦に挑戦!これも隠れて見ていましたが、ギャラリーが居たので、人垣の後ろに隠れながら、お写真を撮る事が出来ました。
今日のグランディ、走りにいまいち元気さが欠け、良いところが全面に出ていません。
う~ん、どうしたのかしら?
でも、集中力は母親のサラ譲りのものがあります。
ハンドラーの遠藤さんがリードをめいっぱい出して、フリーステイさせてもびくともしません。
時間が経過しても、テール(尾)が下に下がってしまう事もありません。
これで、良い時の元気な走りが出来れば最高なのですが、、、。
今日は残念ながら表彰台に乗る事は出来ませんでした。
総合戦を終えて、リングを出てきたグランディの元へ駆け寄りました。
「グランディ~♪」
本日初のご対面。
なのに、グランディ、「んっ?」
と固まる事、数十秒。
「私ってわかってないでしょう???」
「.................................」
ちょっとがっかりした私はその場を去って車の方へ。
振り返ってみると、、、、
「あっ!ママだ~!!!!!」
あなた、気が付くのが遅すぎます!
いえ~い!!!!
と最高に元気に走り出しました。
あらあら、その走り、リング内でして欲しかったわ。
たった今、元気なく走っていたいた人は誰?
こんな事なら総合戦の前にグランディに会っておくべきだったわ。
と反省する私と遠藤さんでした。
オーナーと出陳犬。
特にハンドラーさんのところにお預けしているショードッグがオーナーに会えるのはショー会場という場合が多々ありますが、大抵久し振りにオーナーに会えたショードッグは嬉しくて興奮してしまいます。
興奮することが良い方向へ行く事もあると思いますが、リング内からオーナーの姿を探してキョロキョロしてしまったり、ハンドラーの指示を聞かず、集中力に欠けてしまうこともあります。
ドッグショー会場ではオーナーがリングサイドでビデオカメラやカメラで撮影しながら応援している姿も沢山見かける一方でテントや人陰、車の陰からこっそり隠れて見ているオーナーの方も良く見かけます。
ハンドラーさんによっては、ショーが終わるまで、会わないで下さい、という方もおられるようです。
私は朝からショー会場で隠れ見る事はしたくありません。
ショー会場へ行ったら、ショードッグである我が子が元気に走る姿も良く見たいし、ドッグショー自体を思う存分楽しみたいので、楽しみが半減するような事はしたくないのです。
ですから、今回隠れて見ていたのは異例中の異例。
前々から遠藤さんには「朝からパドッグにも行けず、隠れて見ているドッグショーは嫌です。もし、パドッグに行って自分の犬に会った事からリング内で上手くショーイング出来ないならそれまでなので、構いません。私がパドッグに居ても、ちゃんとショーイング出来るショードッグを作って下さい。」と図々しくお願いして来ました。
この難しいお願いを遠藤さんはサラできちんと叶えて下さいました。
サラと遠藤さんの関係は、私が嫉妬する程の物で、サラに遠藤さんと私が「サラ」と呼びかけたら、駆け寄るのは絶対に遠藤さん、というくらいサラは遠藤さんが大好きです。
だからこそ、私が朝からパドッグへ行ってもサラはちゃんと遠藤さんと最高のコンビネーションでショーイングし、抜群の集中力を発揮して来たのです。そのコンビネーションによるパフォーマンスが評価され、数々の表彰台にのぼれた事は嬉しい限りです。
サラの子供であるグランディも今、遠藤さんとリレーションシップを構築中です。サラの血を受け継いだグランディがこれから遠藤さんとどんな素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるのか、楽しみにしています。
犬ブログのランキングに参加しています