スプリンガーナショナル2009 Part 4

無事に帰国しました
ショーの続きをアップします
自宅のPCに再度写真をダウンロードしてみましたが、当然の事ながら外出用ノートPCに比べて作業が楽なこと！！！

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル全米大会3日目

いよいよ最終日は頂点の1頭を決めるBOB(Best of Breed)戦が行われます
31頭の牡と27頭の牝がリング内に所せましと勢揃い
リング内にこれだけの数のスプリンガーが並ぶのはここでしか見られません
10数頭づつのグループに分けて審査していきます
1頭づつ触診からアップダウン、ラウンドの走りを見ますので、残りのグループのハンドラーと犬はひとまず退場
この一時退場する犬達の写真の中にBOBに選ばれた1頭が写っているんですよ！
でも、この時点ではハンドラーも犬も私自身もそんな事は露知らず
この数時間後に起きる栄誉ある幸運の訪れを予期する材料は何もありません
これから自分の順番になった時、いかに犬とリング内でパフォーマンスが出来るのか、そのことで頭がいっぱいのはず

私のお気に入りのBlack&Whiteの牡

素晴らしいスプリンガーが数多く参戦していますが、その中でも私の好みの1頭

お顔も綺麗で走りも優雅

その走りからは風格が感じられ、スプリンガーの良さを語るのに相応しい1頭です

フルコートの管理が行き届いた優れたスプリンガーが並ぶ光景は惚れ惚れします

有名ハンドラーによる有名犬が次々と登場

米国のスプリンガーブリーダーとして最大手のオーナーであるご婦人（写真中央帽子の方）も自分の犬に声援を送ります

そして最終ピックアップに残った10数頭が整列

1頭づつラウンドしてリング中央で立姿を見せます

ハンドラーとの息の合ったパフォーマンスが見ものです

ここまで来ると観客席からは応援する犬に奇声にも似た声援があがります

綺麗な走りに、ハンドラーとのアイコンタクト

ひとまわり小さいこの子はBest of Breed審査に加わったPuppy Best In Show（10ヵ月の牝）

フルコートのCH（チャンピオン）達に混じって、見事最終ピックアップに選ばれます
その走りと集中力は他のCH達に全く引けを取らない堂々とした姿です

そして後ろを走る青いジャケットのハンドラーが引くスプリンガーがVeteranクラスから参戦した8歳の牝

審査員が最終決断を指さして行きます

4～5歳の脂の乗った牡牝を抑え、この8歳の牝が見事BOBに選ばれました

周りのハンドラーから祝福を受けます

大きなカップとロゼットが授与され

驚きと感動で見に涙を浮かべるハンドラー

8歳になっても尚リング内でショードッグとして華麗な走りを見せるスプリンガー

素晴らしいと思います
個体差はありますが、8歳にもなると動きも大人しくなりコートに艶が無くなり始める年齢です

特に牝の場合お産などホルモンバランスの変化で、ボディ、コート共に最良のコンディションを維持することは難しく、それに加えてショーマンシップを合わせ持たない事にはBOBの栄誉を得る事など到底無理なのです

一部では「ショードッグは短命だ」との指摘もありますが、「ショードッグとしての寿命」もこのように米国では7歳～9歳、9歳～11歳、11歳以上のVeteranクラスが設けられ、21頭のスプリンガーが出陳しており、ただのお年寄りクラスでは無く、若手には負けない風格を醸し出しています

「ショードッグだと短命だ」との指摘も我が犬舎の親元であるBriansを築いたジャッシュも現在15歳で健在

これも個体差が多分にある為、一概に「ショードッグは短命だ」との指摘は当てはまらないのではないでしょうか？

ご愛読有難うございます

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